Before

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After

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白いモダンな外壁と、ナチュラルなイメージの木製玄関ドア・バルコニーが特徴的な建物です。
玄関から前面道路までの距離が1.1mのため、まずはアプローチ動線の工夫が必要でした。

また、玄関の目隠しや自転車を置くスペース(将来的に3~4台)が必要でしたので、敷地を最大限活用しながらも、F様ご家族はもちろん、道行く人達にも圧迫感を与えないようなデザインを考えました。

エクステリアのイメージはよりナチュラルなものを希望されていましたので、白い建物から感じるモダンなイメージを残しつつ、NOD GARDEN的ナチュラルエクステリアを考えてみました。

エクステリア詳細

外から全体を見ると、とてもすっきりしたデザインとなっています。
構造物は、自然素材のものを多用しながらも、色味や形状を統一させることで、モダンさを演出しています。また、メンテナンス性や耐久性にもこだわって、素材を選んであります。

work-2010-06_08 グレー御影ピンコロ石
work-2010-06_10ユーカリ枕木

ウッドフェンスには、ハードウッドとよばれる高耐久木材(ウリン)を使用しています。
この木材は、無塗装でも腐りません。日本よりも高温多湿な東南アジア原産で、現地では水上ハウスの柱等にも使われるほどです。

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そのウッドフェンスの内側は、敷地を最大限活用するために、全面枕木のアプローチとなっています。
グランドカバーのリッピアが覆ってきたら、感覚的にもスペースをより広く使えるようになることと思います。
色合い的にも、これから緑の部分が増えることで、よりナチュラルなエクステリアを演出できます。

植栽は、枕木とウッドフェンスの横方向に対し、縦のラインを強調するものを多めに植え込むことで、空間のバランスを保っています。

work-2010-06_03アオダモ,トラノオ
work-2010-06_06ニューサイラン,ローズマリー
work-2010-06_05カラミンサ
work-2010-06_04ティーツリー,ガーデニア

今回は、枕木の配置を一方向に統一することで距離感を出し、小道風アプローチガーデンを意識してデザインしてみました。

植えられている樹木や草花は、花の咲く時期や紅葉の時期などを計算して植え込んでいますので、年間を通じて何かしらの見所があります。
そこは、ご家族だけのプライベートガーデンでもあり、また、20cmほど開いているフェンスの下からは、わずかにグリーンが垣間見え、道行く人達をも楽しませてくれます。

これからの樹木・草花の成長と、自然素材の”味”が出てくるのが楽しみな、NOD GARDEN的”ナチュラルエクステリア”が完成いたしました。