おすすめの低木をご紹介します。
今回はおすすめ常緑低木編です。
・スペース的に高木が植えられない
・メンテナンス的に大きくなる木はちょっと無理
・シンボルツリーの根元に植える低木を探している
・庭に高木の他に何本か低木も欲しい
何か良い低木は無いかな~と探している皆様はぜひ参考にしてください。
コンパクトな樹形と花が特長的です。
5~6月頃に咲く花は、赤ワインのように色づき、甘いバナナの香りがします。
香りはわずかなもので、嫌みもありません。
生長も遅く、日陰でも育てられる上に病虫害にも比較的強く、メンテナンスも楽です。
高木である「オガタマノキ」と混同して販売されている場合があるので注意してください。
低木ですが1m以上になります。移植も嫌いますので、最初に植える場所はよく考えましょう。
枝が混みすぎると、カイガラムシが発生したり葉が黒くなる「すす病」を併発したりします。
風通し良く、枝を間引くなどして管理してください。
木としてのイメージは、明るく軽やかというよりも少し地味で落ち着いたイメージです。
ビバーナムは色々な種類がありますが、常緑ではビバーナム「”ティヌス”」と、さらに小型種であるビバーナム「”ダビディ”」がおすすめです。
春頃、小さくて可愛い花をたくさん咲かせます。
その後になる藍色の実も、非常に観賞価値が高く人気です。
日陰でも育てられる上に病虫害にも強い常緑低木です。
枝葉が混みすぎないように注意しましょう。
ビバーナム”ティヌス”は、1m以上になることもあります。
剪定は花後すぐに、枝を間引くように行います。
枝葉が混みすぎていると、虫が付いて葉が傷んだり、悪化すると「すす病」を併発することがあります。
それでも強健な性質ですので、慣れていなくても手軽に育てられると思います。
5月頃、梅に似た白い花を咲かせます。銀梅花(ギンバイカ)の名前の由来です。
欧州地中海沿岸が原産で、明るく軽やかなイメージの低木です。
葉はこするとレモンの香りがしてとても爽やか。
ハーブとして、料理やアロマなどにも使われています。
ヨーロッパでは様々なお祝いの場面で使われる縁起の良い木として、「祝いの木」とも呼ばれています。
日当たりを好み、冬の寒さが若干苦手です。
植え場所には注意しましょう。
樹形は比較的コンパクトにまとまりますが、そのままでは1m以上に生長します。
剪定する場合は「花後すぐ」に行ってください。
花が咲いたすぐ後に伸びた枝に翌年の花芽を付けますので、剪定の時期が遅れると翌年の花が見られなくなります。
黒い繊細な枝、斑入りの葉が冬でも美しい、オーストラリア原産の常緑低木です。
一見弱そうですが、暑さ・寒さにも病虫害にも強く、育てやすい樹木です。
生長も遅く、伸びすぎた枝を切り戻すくらいで、剪定もほとんど必要ありません。
日本に自生している「トベラ」の仲間です。
水切れ・乾燥に注意してください。
水の量が不適だと、葉が茶色くなったりパラパラ落としたりして見た目が悪くなります。
日当たりの良い場所で、風通し良く、水の量に注意して育ててください。
ニュージーランド原産の常緑低木で、何よりもそのシャープなスタイルが特長です。
カラーリーフプランツとして、緑・赤・ピンク・ブロンズ・ミックス・それぞれの斑入りと様々な葉色の品種が流通しています。
お庭の入口やエクステリアの中心など、フォーカルポイントに植え込むと空間がぐっと引き締まります。
ドライなイメージのエクステリアやガーデンに、特におすすめです。
コンシンネ(コルジリネ)という植物と樹姿が似ているので注意しましょう。
外で育てる場合は、耐寒性の低いコンシンネ(コルジリネ)は向いていませんので避けた方が無難です。
ニューサイランは、日当たりを好み湿地を嫌います。
環境によっては、高さも出る上に葉幅も出ますので、植え場所には特に注意しましょう。
涼しげで細い葉・冬に咲く黄色い花・藍色の実が特長です。
日当たりの良い場所では、常緑樹ながらちょっとした紅葉も楽しめます。
日陰と病虫害にも大変強く、何株も密植するとより見栄えがします。
モダン・和モダンを始めとする様々なイメージのエクステリアやガーデンにも調和し、非常に使いやすい常緑低木でおすすめです。
そのままにしておくと1m以上になることもありますので、コンパクトに育てたい場合は剪定が必要です。
使い方としては、1本で植えるのではなく、何株か密植させて植えることをおすすめします。
アベリアには品種がたくさんあります。
その中でもおすすめ品種は、
“コンフェッティ”
“ホープレイズ”
“カレイドスコープ”
“ラッキーロット”
です。
どれも明るい葉と花が可愛らしく、ナチュラルな柔らかいイメージのエクステリアに調和します。
春~秋にかけて次々に花を咲かせ、葉も色を変えたりして楽しませてくれます。
高さもそれほど出ないので、剪定は伸びすぎた枝を切り戻す程度で十分です。
アベリアの中には、樹形が乱れがちで育てにくいものもあります。品種は事前によく確認しましょう。
生長すると、特に横に向けてボリュームが出てきます。
植え付ける際は生長を見越して、程よく間隔を空けて植え込みましょう。
春に咲く花はココナッツに似たとても甘い香り、アオムシが付きやすい
斑入りの葉は明るく軽やか、生垣にも使える、生長が比較的早く樹形が乱れがち
赤い葉が特長的、大きくならずに生長も遅く育てやすい、赤のイメージが強く使いずらい側面も
グランドカバー的な使い方ができる、大きくならずにコンパクトに育てられる、枝が徒長的に伸びて乱れがち
低木にもイメージがあります。
まずはそれがエクステリアやガーデンのコンセプトと調和するのか、よく考えましょう。
イメージを考えた上で、
・単植が適しているもの
・密植が適しているもの
・日向に適しているもの
・日陰に適しているもの
・高木との相性
・高木との空間的な組み合わせやバランス
・楽しみたいポイント
・メンテナンスはどれほどできそうか
などを考慮し樹木を選択していきます。
低木や草花の植え込みは、DIYでも十分可能です。
もし上手く育たなかったり枯れてしまったとしても、高木ほどのコストがかかるわけではありません。
小さいものであれば数百円から楽しむことができますので、気軽に植え替えもできるはずです。
エクステリアに土の部分がなければ、どれも鉢やプランターで育てることができます。
今回ご紹介したのは、初心者の方でも比較的育てやすい樹木が中心です。
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
以上、おすすめの常緑低木でした。