エクステリアを全面的にリフォームしました。
今回のリフォームの最大の目的は、「メンテナンス性を考慮した機能的なエクステリア」にすること。
門壁・アプローチ・パーゴラなどの既存の構造物は残しつつ、新たにコンクリートの駐車場・駐輪場と人工芝で床面をアレンジし、メンテナンス性・機能性をぐっと向上させました。
クローズスタイルはそのままに、入り口には電動式のオーバーゲートを設置。
電動式のオーバーゲートは、車の中からリモコンで開閉操作できますのでとても便利です。
駐車場と駐輪場には、カーポートとサイクルポートも設置しましたので、雨の日でも安心ですね。
外周にはウッドフェンスを設置。
外からの目線を気にすることなく、エクステリアで過ごす時間が楽しめます。
今回、和庭もリフォームしました。
庭の中心には新たに水景をデザイン。
筧(かけい)からちょろちょろ流れ出る水の音はとても趣深く、眺めて聞いて、ずっと過ごせそうです。
手水鉢(ちょうずばち)からオーバーフローした水は、地下に埋設されているプールボックスに一度溜まり、循環ポンプによってまた筧へと流れ込む仕組みとなっていますので、水道代の心配も要りません。
水景のまわりは、砂利敷きと石組み、そして植栽でアレンジ。
お互いの距離感を意識し、水景だけが目立ちすぎることのないように、庭全体に気を配ってデザインしました。
水景にかぶさるように植えられたシダレモミジは、あえて水場を全部見せないための「暗示」という日本庭園の手法です。
「暗示」により見る側の想像力が掻き立てられます。
・暗示の手法
・自然主義的景石組み
・千鳥掛けの飛び石
・茶庭にある蹲踞(つくばい)に見立てた手水鉢まわりの構成
・植栽の構成
などなど、
この庭で取り入れている手法は全て日本式庭園で取り入れられている手法と同じものをベースに、現代的にアレンジしたものとなっています。
今回は照明も充実させました。
・人工芝エリアには「活動するための照明」
・アプローチには「導くための照明」
・門壁前には「魅せるための照明」
・和庭には「眺めるための照明」
場所と目的によって、照明器具・照らし方を変えています。
照明はほとんど全てがLED。
電気代もそれほどかからずに、安心して長く夜もお楽しみいただけると思います。
以前のエクステリア・和庭でお困りだったこと・新たにしたいこと・お好みのデザインなどなど、打ち合わせを重ねながら洗いざらい(笑)全てお話しいただきました。
照明増設の際には、繋がっている配線はどれか、いくつもあるお部屋のスイッチを何度も確認していただきましたね。
その他にもフェンス間隔の確認や各構造物の位置・高さの確認などなど・・・。
工事期間中のご協力、改めましてありがとうございました。
お引き渡し後には早速リフォームしたお庭を活用していただいているようで、嬉しい限りです。
人工芝でサッカーをしたり、和庭の景色や水の音を楽しんだり、花壇に草花を植え込んだり・・・。
生まれ変わったエクステリアと和庭、これからも存分に活用してください。
ありがとうございました!